次のとんぼ玉のテーマは、最初はプールでした。
プールといえば秦さんの名曲で、秦さんの歌の中でも私は最高部類に好きな歌ですが、そのイメージというか、「陽射しは水の底まで折れ曲がるようにして届いた」の歌詞からイメージした印象を、とんぼ玉に仕立てるつもりでした。
が、結局うまくいかなくてあきらめました。
ただその試行の中から、青空の表現方法の改良案が浮かびまして、テーマが「プール」から「しゃぼん玉」へと変わりました。青空を背景にしたしゃぼん玉のとんぼ玉です。
どんなとんぼ玉かというと、こんな感じです。
禺画像]左側が、たなびく雲の浮かんだ青空で、今までの表現方法です。そして右側が新しい青空で、霞んだ空にぼやけた雲が浮かんでいる光景となります。フォーカスをしゃぼん玉に置くので、雲はぼかした表現にしたいわけです。
簡単そうな表現ですが、ガラスでぼやけた表現をするのはとても大変なので、実際はかなり手間がかかっています。
月夜の海底の背景と比べたら、それよりも手間はかかっています。
ところで、しゃぼん玉はオーソドックスに大泡小泡で表現しています。写真ではわかりにくいですが、泡は2層にわたって奥行きあるように配置しています。
シンプルだけど、泡がきれいな、ガラスらしいって言えばガラスらしい作品かなぁ。
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